2020 年前半は皆様ご存知のとおり、宮崎市が「購入額」「購入頻度」ともに、常連の宇都宮市・浜松市の 2 強を抑えて、まさかの全国 1 位に!私もビックリ!
全国の百貨店催事やネット販売を始めて約 10 年。宮崎の特産品と言えば、「チキン南蛮」「地鶏」「マンゴー」 など、なかなか消費者に【宮崎=餃子】を周知して頂く事に苦労を重ねてきました。
宮崎の餃子は全国の美味 しい餃子に対抗できるだけのポテンシャルを持っていると確信し、及ばずながら餃子で地域に貢献できるよ う、様々な努力をしていきます。
宮崎の餃子が上半期「購入額、購入頻度」が 1 位になった要因は、元々餃 子をテイクアウトする文化が根付いている宮崎の餃子が、コロナ禍の巣篭もりの影響で、さらに需要が伸びた ことが影響していると考えられていますが、何といっても、2020 年 3 月 31 日放送の「マツコの知らない 世界」で、焼き餃子協議会の小野寺夫妻が、宮崎、高鍋町の餃子をご紹介頂いた事も、大きな要因の 1 つだ と思っています。
【2020年6月時点】
*総務省による家計調査統計から算出
高鍋町では、「餃子のまち高鍋推進協議会」を設立して 1 年が経過しました。
協議会設立時に掲げた「毎月 3 日は餃子の日」は、町内外に周知されつつあります。
町の一大イベントになりつ つあった「高鍋餃子フェス」(※餃子フェスはしかけ株式会社の登録商標です)は、今年はコロナの影響で残念な がら中止になりました。
そこで、餃子のまち高鍋推進協議会加盟店 17 店舗+宮崎市餃子協議会の屋台骨様に参 加して頂き、計 18 店舗で「餃子 BINGO 高鍋」開催しました。
このビンゴカードは加盟店で御食事、テイクア ウトでご購入頂くと各店舗でスタンプを捺印。1 ライン以上完成させると抽選で 215 名様にお食事券をプレゼ ント。
さらに全てのラインを完成させると、高鍋を代表する「餃子の馬渡」と「たかなべギョーザ」のお食事券 が無条件でプレゼントされます。
高鍋町の人口が 2 万人程度ですので、驚異的な還元率です(笑)。
全てのライ ンを完成させたお客様が多数いらっしゃいました!改めて高鍋町の餃子が町民のみならず、宮崎県民に愛されて いる事を再確認できました。
餃子は、農畜産の盛んな地域において経済波及効果の高い食品だと思っています。
これからも餃子で地域に貢献 していけるよう、農畜生産者とも協力し、協議会加盟店・役場・商工会議所と連携をさらに密にしていきたいと 考えています。
餃子の購入額、購入頻度が上半期 1 位になり、全国的な報道やテレビ番組、ネットニュースなどで大きくとりあ げられました。(「しかけ」て頂きました!)
餃子と言えば、宇都宮や浜松のイメージで、宮崎県民のみならず、 私達餃界の人間も正直、全国トップレベルだという認識が薄いのが現状です。
今回マスコミなどから注目を集め る前に、宮崎の餃界人は、高鍋協議会での繋がりで、横の繋がりは構築されており「更なる消費量の拡大を目指 すべく正会員 16 店舗、賛助会員 8 名で 2020 年 9 月 23 日宮崎市ぎょうざ協議会を速やかに設立することが できました。会員は今尚増えています。
これも餃子の力です!会長には、株式会社屋台骨 代表:渡辺愛香さんが 就任。会長就任以降、積極的に宮崎餃子の消費拡大のアピールに尽力して頂いています。
高鍋町からは、株式会 社餃子の馬渡、有限会社たかなべギョーザ、有限会社藤原牧場、株式会社風々々、中国料理樹樹と 5 店舗が宮崎 市ぎょうざ協議会に参加し、宮崎市のみならず県全体で宮崎餃子をサポートする体制が整いました。
2020 年 9 月に設立したばかりの宮崎市ぎょうざ協議会ですが、購入額、購入頻度を目指すため、精力的に活動 を行いました。
コロナ禍で活動が制限されるなか、拡散防止対策を充分に行った上で、「第 1 回宮交シティ餃子 祭」「第 2 回宮崎ぎょうざ祭り in イオンモール宮崎」を開催しました。
同県内にて、1 ヶ月以内に餃子のみのイ ベントの複数開催は私も記憶にありませんが、制限はあるものの大盛況に終わり宮崎県民に対しても、宮崎の餃 子の美味しさを再認識して頂けたのではないかと思っています。
もちろん今回で来県が 6 回目となる、焼き餃子協会代表理事の小野寺力さんにもイベントを盛り上げて頂きまし た。
宮崎餃子のみならず、小野寺さんには、全国の餃子を盛り上げて行って頂きたいです。
盛り上がる宮崎餃活のなかで、なんと「宮崎餃子本」(東広告社出版)まで出版されました。
県民の知らない餃子の情報や、私も大きな刺激になる本です。
中でも高鍋町を代表する店舗、たかなべギョーザ の武末社長との対談を特集して頂いています。
中々本音で話す事はランイル店が故にありませんが、今回はお互 いの思いを本音で語らせて頂いています。
宮崎県内に「餃子のまち高鍋推進協議会」と「宮崎市ぎょうざ協議会」が設立され、ようやく体制が整いました。
今後はお互い協力しながら【宮崎=餃子】の確立に向け、“宮崎県”として活動をしていきたいです。
農畜産大国宮崎ならではの取り組みも大切だと思います。餃子の原料が全て地元で揃うのも宮崎県ならでは!農 畜産生産者とも関係を深めて行きたいです。
宮崎餃子の定義も必要です。まだまだ課題は山積みですが、宮崎餃 子は全国へ歩み始めたばかり!今後の「宮崎餃子」に期待して下さい。
私も宮崎餃子に携わるものとして、及ばずながら貢献できればと思っています。
株式会社 餃子の馬渡 代表取締役 三代目馬渡陽一郎
